出生時の息子

2人の子供は２人とも帝王切開で出産しました。

上の娘の時に「児頭骨盤不均衡」という、赤ちゃんの頭の方が母親の骨盤の通り道より大きくて出てこられない状態だったため、下の子も予定帝王切開となりました。


今回は下の子の時の事です。

息子はお腹から出てきたときは泣きました。

でも娘の時と比べると何か変わった泣き声だなとは思いました。


その後、帝王切開後の処置が終わると、小児科の先生から、赤ちゃんの呼吸が良くないのでNICUという新生児の集中治療室のある病院へ赤ちゃんだけ転院させますと話がされました。


病名は「一過性多呼吸」

出産時に肺に羊水が入って呼吸がしにくくなっているそうです。帝王切開に多いそうです。

付き添っていた主人いわく、赤ちゃんは顔が青白く、もうだめかもしれないと思ったそうです。

出産から４日後、私は手術後の経過が良かったので息子の転院した病院へ会いに行きました。

酸素や計測器などたくさん繋がれた息子はとても弱々しかったです。。。


私の方は、搾乳するための新しい哺乳瓶を授乳室に取りに行くと、赤ちゃんに授乳しているお母さんがいるんですね。それを何回か見てるうちに「私の赤ちゃんはここにいない。。。なのに一日中、母乳を瓶にしぼって。。。と思うとなんだか悲しくなって涙が出ました。搾乳も大事な仕事なのにです。

それを助産師さんが気付いてくれて、授乳室に取りに行かなくて済むように病室に新しい瓶をたくさん置いておいてくれるようになりました。


最初は搾乳した母乳も飲めなかったですが、１週間ほどでやっと１０㏄から飲み始めました。

それからみるみる元気になっていき、最初は搾乳しすぎて冷凍庫に大量にあった母乳もあっという間に減っていきました。


１０日で私は退院し、息子は出生後３週間で退院しました。

そんな息子も、退院してからは後遺症も大きな病気もなく１０カ月を迎えました。

そんなに泣いたら肺に負担がかかるんじゃないかと思うくらい泣きますがすぐケロッとしていて、たくさん注射針を刺されていた手の甲もすっかりキレイです。